ゴミ屋敷を片付けるためには、まず下記の2点を確認する必要があります。
それでは詳しく見ていきましょう。
一口にゴミ屋敷といっても、家の広さやゴミの種類、溜まり具合などのレベルに合わせて必要な装備を揃えなければなりません。まるでRPGのようですが、たかが掃除とは言え状況にあう装備をしないと大ケガにつながる可能性もあるのです。
大抵のゴミ屋敷がこのレベルに当てはまるかもしれません。
しかし、油断は禁物。最低でも以下の装備が必要です。
ゴミが溜まって不衛生な状態では、カビなどが繁殖している可能性が高いです。吸い込んでしまわないように高機能のマスクを付け、目を守るためにも保護ゴーグルのようなものを付けることをお勧めします。また、手を汚れやケガから守るために厚手のゴム手袋をし、夏場はつらいですがケガ防止のためにも長袖長ズボンを着用しましょう。
ゴミの壁をかき分けて進んでいくような重度のゴミ屋敷の場合は、最低でも以下の装備を用意しましょう。
先ほどの装備に、ヘルメットと安全靴をプラスしましょう。ゴミの丈が高いと転倒したり、落下物によるケガの恐れもあるのでヘルメットを被ります。ゴミの重量や腐敗物によって床が侵食されている可能性もあるので、床を踏み抜いた時に備えて出来れば安全靴を履きましょう。
ゴミ屋敷を片付けるには、当然ですがゴミを家の外へ出さなければいけません。まずは、ゴミを運び出すための通路を作りましょう。
家の中にあるものは現在使っている生活家電や家具、衣類などの生活必需品のみになるようにして、他のものは一旦外に出してしまいましょう。
そのうえで、外に出したものを
などに分類していきます。「完全なゴミ」に関しては無論処分しましょう。大量になるでしょうから、市町村の施設に持ち込むのも良い方法です。処理料金も多くの場合は無料か、かかっても10kgあたり100円などで安価です。
「まだ使えるがここ数年使っていないもの」があれば積極的に処分を検討しましょう。おそらく今後も使わない可能性が高いと言えるからです。
「これから使う予定が明確にあるもの」は、本当に予定が明確にあり、収納スペースを確保出来る場合のみ取っておきましょう。
「趣味や大切なもの」は、今後ずっと取っておくわけですから、収納スペースを決めてから家の中に戻しましょう。収納が足りないなら、早めに用意してください。
ゴミを運び出すのは大変な作業ですが、家中の床が見え始めると「うちはこんなに広かったのか!」と感動して、片づける意欲が出てきますよ。
快適で綺麗な家にするには、まだ「掃除→家具の配置→ものを収納する」という段階が残ってはいますが、第一歩を踏み出せばおのずと気持ちにエンジンがかかりスムーズに進むものです。諦めずに、まずは行動を起こしてみましょう。